小松市は14日、末広町地内「小松運動公園末広体育館改修工事(建築)実施設計業務」、「同(設備)実施設計業務」の2件を開札した。
▽建築実施設計業務
落札=572万4000円
山崎設備設計
▽設備実施設計業務
落札=899万円
山崎設備設計
末広体育館(義経アリーナ)の大規模改修に向け、建築と設備に伴う実施設計を行うもの。施設規模はRC造(屋根Sトラス造)3階建て延べ6409平方メートル。委託期間は12月28日まで。予定価格は建築実施設計が954万円、設備実施設計が1353万円。
計画によると、経年劣化に対応するため、主にアリーナ床改修、建具改修、内装改修、屋根防水補修、受変電設備更新、非常用発電設備更新、給排水設備更新、照明LED化といったリニューアル整備を行う。さらに空調設備を新設し、施設機能の強化や安全性・利便性を向上させ、プロスポーツを誘致できる仕様にする。2025年度までの3カ年で事業を進捗させる方針だ。
小松運動公園のシンボルである同体育館は1963(昭和38)年に建設され、築後60年が経過している。2012年度に耐震改修工事として屋根のS構造部の補強などのほか、今年度にアリーナ照明のLED化工事を行っているが、全体的に老朽化が進んでいる。