建設新聞社
2023/07/18
【東北・宮城】仙台市・ 塩釜市共同浄水場の基本設計等業務を公告
仙台市水道局は14日、「仙台市・ 塩釜市共同浄水場他基本設計等業務委託」をWTO対象業務で公告した。
参加申請は8月1日まで。開札は同31日10時に行う。
参加形態は単体企業もしくは自主結成された3社以内によるJV。単体とJV代表者は、仙台市の建設コンサルタント上水道部門の登録者で、2012年度以降に施設能力3万立方b/日以上の浄水施設の新設または更新整備に係る基本設計業務または詳細設計業務
の実績を求める。JV構成員は仙台市の入札登録者で、所在地指定、業務実績の条件は無し。
本業務は、昨年11月に策定した仙台市・塩釜市共同浄水場整備計画に基づき、共同浄水場及び関連施設における基本設計業務や官民連携導入可能性調査業務を進めるもの。履行期限は2026年2月27日まで。
老朽化が進む両市の浄水場を統廃合するもので、仙台の国見、中原、熊ケ根の3浄水場と、塩釜の梅の宮浄水場を廃止し、中原浄水場内に新しい浄水場を整備する。
新浄水場の施設能力は、15万2710立方b/日(仙台市=13万6425立方b/日、塩釜市=1万6285立方b/日)。国見取水口と中原取水口を水源とする。浄水処理には、粉末活性炭、凝集沈殿、急速ろ過を活用。28年度に着工し、36年度の稼働開始を目指している。
なお、仙台市と塩釜市は今年4月に同整備に関わる基本協定を結び、建設に係る費用負担割合などを決め、浄水場の新築や導水管の更新や改修などを含む整備には概算で657億2300万円(新浄水場=370億円)が掛かる見込みで、仙台市が約9割、塩釜市が約1割を負担する。
提供:建設新聞社