福島建設工業新聞社
2023/07/14
【福島】病院跡地利活用パシコン、駅前整備計画EJEC/若松市
会津若松市は、県立会津総合病院跡地への拠点施設整備に係る利活用事業アドバイザリー業務をパシフィックコンサルタンツ、会津若松駅前都市基盤整備基本計画策定支援業務はエイト日本技術開発(EJEC)と随意契約した。
病院跡地は城前ほか地内の約2万6000u。子どもの屋内遊び場約800uのほか、子育て支援施設、民間事業者による収益施設、緑地や広場などの整備を想定している。整備事業費は約27億円と試算。今年度後半から2024年度にかけて事業者を選定する方針で、24年度に用地取得や発掘調査に着手し、27年度のオープンを目指す。
今回業務は@事業実施に必要な事項の整理、検討A実施方針、要求水準書の作成支援BVFMの条件精査や算定C事業者募集要項の作成支援D事業者の提案の審査支援−など。委託期間24年12月27日まで。
会津若松駅前都市基盤整備は、市がJR会津若松駅前と駅前広場、周辺道路約3.5haについて、魅力ある駅前空間の再整備や、安全で円滑な交通の実現に向けた東西連絡道路の整備、会津の玄関口にふさわしい景観形成などを計画している。駅前地区の土地は市、JR東日本、JR貨物が所有しており、事業の具体化に向け基本計画をとりまとめ、3者による基本協定の締結を目指す。
今回業務内容は@住民の意向等も踏まえた事業手法の検討A換地設計方式の方針検討B問題点の整理C建物等の移転・移設の検討D基盤施設計画図の修正E総事業費算出と財政経営計画策定F工程計画のとりまとめG物件調査等業務−など。業務履行期間24年3月27日まで。