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　名古屋港管理組合は７月13日、ガーデンふ頭の再開発を具体化・実現させるための協働事業者の募集で、最優秀提案者に大成建設中部支店（名古屋市中村区）を選定した。今後、最優秀提案者と協議・調整を行い、８月に決定・契約する予定としている。
　協働事業者の役割は、ガーデンふ頭全体を見据えた開発可能エリアの総合的な開発コンセプト・イメージの検討の他、実現性の高い事業計画案の立案、開発主体候補者の確保などを挙げている。
　役割達成にはおおむね２カ年程度必要とみており、今回募集は１カ年目の協働事業者を選定する。１年目の成果は「再開発の中心となる開発主体候補者の確保」が主眼となる。継続して協働することが望ましいと組合が判断した場合は、１カ年目の協働事業者を２カ年目の協働事業者として選定できるようにしている。また、協働事業者は将来の開発主体の公募に参加でき、協働事業者の業務の評価結果は開発主体選考時に加点評価する。
　ガーデンふ頭再開発は、にぎわいや新たな魅力創出に向けて基本計画を２０１７年度にまとめた。その後、事業に向けた検討を行ってきたが、計画具体化までに至っていない。22年度に設置した有識者会議の意見を踏まえ、計画立案段階から再開発に精通した民間事業者の協力を得ることと、開発候補者の確保に力点を置く方針として今回公募を行った。


提供：建通新聞社