高松市は、安全・快適な自転車通行空間を整備する「自転車ネットワーク計画」を進めており、市道東浜港多賀線整備に向け設計を開始した。対象は国道11号から南に県道牟礼中新線までの延長約600b。設計コンサルタント(高松市)で2024年1月31日までに詳細をまとめる。発注時期や工事範囲は検討中だが、次に工事着手するのは市道東浜港多賀線の井口町郵便局がある交差点から南に国道11号までの約500bか、市道浜ノ町宮脇線の香川大学南東の交差点(マルナカ宮脇店付近)から南に約200bのどちらかが対象になる。2線ともに幅員15bで車道8b、両側歩道3・5bずつ。設計は東洋コンサルタント(高松市)が担当した。
市は歩行者、自転車、自動車が安全で快適に通行できる空間を確保するため、市中心部の主要な路線で「自転車ネットワーク計画」を策定。市役所を中心とした半径5`圏を計画対象範囲とし、市役所を中心とした半径2・5`圏を重点対策整備地区とし路線を選定、整備を進めている。
整備方法は、@車道、歩道と分離された自転車専用の通行空間を整備A車道の左端に青色の矢羽根で自転車の通行空間を示すB歩道内で歩行者と自転車の通る道を分けるC車道、歩道と分離された自転車専用の通行帯を整備―の四つがある。
市道の自転車ネットワーク計画は総延長28・3`。これまでに9・7`の整備が完了しており、残りは18・6`。未整備区間の路線は高松海岸線、朝日町仏生山線、花ノ宮木太線、魚屋町栗林線などがある。
提供:建通新聞社