鰹r設計で基本設計着手 概算事業費11・7億見込む 玄海町はこのほど、町立図書館等複合施設の基本設計業務に着手した。町民会館を一部改修した上で増築し、手狭になった町立図書館と児童館を複合化した施設を整備する。現在の計画では2023年度末に基本設計を終え、24年度から実施設計に着手、25―27年度で建築工事を施工し、27年度中のオープンを目指す。概算事業費は11億7787万円を見込んでいる。
図書館等複合施設については22年度に基本設計を行う予定だったが、議会から建設費が高すぎることや、町民会館の有効活用を図ることなどを指摘されたため、図書館の機能を維持しながら一部のレイアウトを見直して面積を縮小した。
見直し後の計画では、複合施設の構造を鉄骨造または鉄筋コンクリート造と想定しており、増築部分の面積は約1500平方b、延床面積は約2100平方b(増築・改修部分)を見込んでいる。機能別では図書館の増築部分が891平方b、改修部分が720平方b、児童館の増築部分が534平方bとなる。
基本設計業務に関しては鰹r設計(福岡市)と6月15日に業務契約を締結(契約金額は4730万円)し、24年3月29日の履行期限で基本設計の作成を進める予定。
現在の計画では23年度末までに基本設計を終え、24年度から実施設計に着手。25年度の当初に実施設計を策定し、工事の入札などを行い、同年度中に建築工事に着工、27年度中の施設完成およびオープンを目指す。
全体の概算事業費は11憶7787万円(図書館機能9億0769万円、児童館機能2億7018万円)で、内訳は設計および施工監理費が1億8632万円、建設工事費が9億9155万円となる。