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　愛荘町は、秦荘中学校管理教室棟を将来的に健全な状態で長寿命化を図るために、予防的な改修工事の実施するための設計業務を今年度に実施。順調に行けば、来年度に工事を行なう見通し。
　設計業務を「秦荘中学校管理教室棟大規模改造工事設計委託業務」の名称で、6月23日に条件付一般競争入札を公告し、参加申込の受付けを行なった。今月20日に入札を締め切り、翌21日に開札して担当設計事務所を決定。12月15日までを期限に業務をまとめる。
　秦荘中学校（同町安孫子730）の管理教室棟は、鉄筋コンクリート造、地上3階建（最高高さ16・1�b）、延床面積3273平方�b。2004年（平成16年）3月の竣工で、今年で築後19年が経過している。
　計画では、2階建（1階部分は吹き抜け）の渡り廊下も合わせ、既存校舎の劣化状況調査を行ない、同調査の結果から必要となる予防改修工事の改修基本計画書及び概算書を作成、協議を行ない計画書に基づき改修実施設計を取りまとめる。
　屋上防水層の全面的な改修と、躯体の長寿命化を目的とした外壁改修は必ず実施する工事としているほか、躯体のひび割れ補修や脆弱性部分の補強又は改修、外壁の目地部分や建具周りのシーリング材の更新、外部建具の更新、その他付帯設備（水道、電気、ガス管等のライフライン）の更新・改修など、長寿命化に資する工事を実施する。
　なお、現時点で、予定工事費を約2億4500万円と見込んでいる。

提供：滋賀産業新聞