建通新聞社
2023/07/12
【大阪】大阪市 舞洲の新たな開発事業を検討か
夢洲1期(IR)開業や2期・3期開発を控える大阪市は、大阪ベイエリアの集客増を見据え、未利用地の活用や(仮称)舞洲駅整備に向けた新たな事業展開などを検討している。
(仮称)舞洲駅は舞洲関連事業の一つ。2025年大阪・関西万博に向けた北港テクノポート線の延伸事業で、夢洲―コスモスクエア間の工事はすでに進められている。今後は(仮称)舞洲駅を整備し、夢洲から舞洲を経てJR桜島駅方面に延伸する予定だ。
市は舞洲需要創出検討業務の一般競争入札を公告。入札書を7月12〜13日に受け付け、同月18日に開札する。舞洲の未利用地(計約6f)の利活用方法や(仮称)舞洲駅整備に伴う新たな施策など、さらなる需要創出に向けて調査・検討を行う。
未利用地の詳細は公表していないが、舞洲の北側に位置する高度専門教育訓練センター(此花区北港緑地2ノ1ノ1)の3万6146平方bを含むとみられる。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率300%)となる。
現在の舞洲は、此花大橋や夢舞大橋に近い東側に物流施設が集積。西側ではプロスポーツチームと美津濃(大阪市住之江区)など民間企業が連携したまちづくりを展開し、運動場やスポーツ施設、広場などが多く整備されている。