一般財団法人京都技術サポートセンターは、令和5年度に橋梁890橋他の点検・診断などの業務を京都府や市町村から受託し、インフラメンテナンスを進める。
府及び市町村から受託し、地域一括発注によるコスト縮減及び業務の効率化を図りながら事業執行を行う。
点検・診断の実施にあたっては、橋梁等の定期点検が令和5年度は二巡目の最終年となることから、これまで積み重ねてきた点検成果の活用を図るとともに、非破壊調査などの新技術の積極的な導入を図りながら業務改善に取り組む。
令和5年度事業計画によると、対象施設は橋梁890橋(3億2300万円。カッコ内は金額、以下同じ)、トンネル8基(3600万円)、シェッド−(−)、道路標識220基(5500万円)、道路法面90ヵ所(9120万円)、河川施設363q(5630万円)の合計金額5億6150万円。
定期点検の結果を踏まえ、計画的な補修等の措置を講じるため、橋梁等の長寿命化修繕計画の改定及び橋梁補修、橋梁耐震補強設計業務を受託し実施する。
対象施設は、橋梁長寿命化修繕計画7件(5170万円)、トンネル等長寿命化修繕計画3件(1500万円)、橋梁補修設計2件(2000万円)、橋梁耐震補強設計2件(3990万円)の合計14件・1億2660万円。
「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策(令和3〜7年度)」を活用した府及び市町村の防災・減災対策、物流・人流、まちづくりを支える社会基盤整備事業の技術支援を行うとともに、特に土木技術職員が不足する市町村等における建設工事の設計・積算、工事監理業務等の技術支援を実施する。
工事積算支援(橋梁工事、トンネル工事、河川工事、砂防・急傾斜工事、その他)は17件・6100万円、設計・工事監理支援は1件・100万円の合計18件・6200万円。
府及び市町村等の公共建築物等の整備に関し、業務発注仕様書作成、設計、積算、工事監理等の業務、予算作成に向けた概算工事費等算出業務及び建築物長寿命化計画策定業務等の発注者支援を実施する。特に建築技術系職員が不足する市町村等に対して、小規模な改修工事等の設計、監理及び完了検査等についても積極的に技術支援を行う。
設計・積算等支援15件(3190万円)(庁舎、福祉施設、消防署他)、工事監理支援10件(3240万円)(消防署、福祉施設他)、定期点検等支援1件(150万円)(公営住宅長寿命化計画)、その他業務支援2件(420万円)(小規模改修、完了検査支援等)の合計7000万円。