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上野村は役場庁舎の建て替えについて、既存庁舎の近傍に新庁舎を建設する方針を示した。新庁舎にはＺＥＢ導入を検討するなどして、脱炭素やカーボンニュートラルにも配慮するとともに、ユニバーサルデザインを取り入れ、だれもが利用しやすい庁舎整備を目指すとしている。
役場庁舎の建て替えに当たっては、上野村役場庁舎検討委員会を設置し、これまでに５回委員会を開催し、また他町村の庁舎の視察を行うなどした。委員会は村議会議長や区長会長などを含め20人で構成。
１回目の委員会は、既存庁舎が抱える課題や今後の整備スケジュールなどが議題となった。２回目の委員会は建て替えか、既存庁舎を改修して対応するかなど整備方針について話し合いを行い、避難所機能や防災機能を備えた庁舎を整備するべきなどの意見が出された。その後４回目、５回目の委員会を開催し、３月14日に黒澤八郎村長へ答申を行った。
答申には基本理念に時代に即した機能を有し、親しまれる新庁舎の建設が掲げられている。新庁舎は仮設庁舎建設費用や移転費用の削減を図るため、既存庁舎の近傍に建設することなどが盛り込まれた。
既存庁舎はＳ造２階建て、延べ床面積１６００�uの規模となっている。なお、役場庁舎耐震診断業務については18年度に勝山工務所（前橋市）に委託した。
黒澤村長は「検討委員会からの答申を踏まえ、早期に具体的な検討に取り掛かりたい」と話した。