長浜市は、高月町高月地先の「旧高月中学校」跡地について、敷地内に残存している石炭殻を含めた跡地の利活用手法を検討するため、23年度に有効利用計画策定業務を委託する。近く担当コンサルが順調に決まれば産業廃棄物や有価物など同地の扱いについて検討し24年度末をメドに方針を決定、決定する方針に基づき廃棄物を除却した上での売却や有価物としての有効利用など、今後の対応を図っていく。
23年度に委託する(7月25日開札)旧高月中学校跡地石炭殻有効利用計画策定業務では、高月町高月地先の市所有施設「旧高月中学校」跡地の円滑な利活用に向け、必要となる土壌調査および有効利用検討を行う。土壌汚染対策法や廃棄物処理・清掃関連法令に基づき事業用地内の土壌汚染および石炭殻に関する法令上の取扱いを整理し、今度の跡地活用へ向けた調査・対応方針を検討する。石炭殻の有効利用に係る評価と対応方法の検討や、有識者ヒアリング等も行う。委託期間は25年3月10日まで。
調査と有効利用検討の対象となるのは、旧高月中学校整備時となる昭和20年代前後に水はけ対策等で撒かれ、敷地内に残存している石炭殻を含めた範囲約4000立方b規模。旧高月中学校の校舎等建物施設は過年度に解体撤去され、対象地は現在、更地となっている。
提供:滋賀産業新聞