横浜市こども青少年局は、旧いそごハイムの利活用で公民連携の導入を検討する。民間事業者に活用アイデアや事業手法を聞くサウンディング調査の受付を今月末にも開始。対話の結果を受けて、公民連携による利活用を決定した場合は、早ければ2024年度に事業者を募集する方針だ。
旧いそごハイムは1978年に完成した。援助が必要な母子世帯を専門職員が支援し自立を促す母子生活支援施設だった。2012年度に施設の老朽化を理由に使用を停止。庁内で建物と敷地の利活用を検討したが結論が出なかった。地域の要望を受けて、18年度から66平方bの集会室を地域利用施設として供用してきたが、老朽化の進行により21年9月に再度使用を停止した。
旧いそごハイムの規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1010平方b。2Kと1DKが合わせて20室ある。建築面積は484平方b。
雨漏りによる漏電などが発生しているため、建物を活用する場合は改修が必須となる。
事業手法は提案によって決める。市は事業用借地権設定契約や用地売却などを想定している。
所在地は横浜市磯子区岡村3ノ128ノ2で、敷地面積は819平方b。用途は第1種住居地域で、建ぺい率は60%、容積率は200%。
提供:建通新聞社