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北陸工業新聞社
2023/07/07

【富山】働き方改革など議論/北陸整備局と県建設業協会/意見交換会開く

 北陸地方整備局と富山県建設業協会との意見交換会が6日、富山県民会館で開かれ、働き方改革や生産性向上など公共工事の諸課題について議論した。
 はじめに4日付で就任した遠藤仁彦北陸地方整備局長が、自己紹介も含めあいさつした中で「休みがきちんと取れることを当たり前とし、担い手確保も含めて他産業との競争の中で建設業は健全な形で進めていかないといけない」とした上で、「さらにこだわりたいのは適正利潤の確保。どんな工事でも適正利潤が残れば、それが次世代の担い手の確保にもつながる」との考えを示した。竹内茂県建設業協会長は「県内でも自然災害が頻発するが、公共工事の予算をしっかり確保していただき、年間通して発注していただければ、業者も生き残り災害対応ができる」とあいさつした。
 非公開で行われた意見交換会では、局側が▽今年度予算の概要と主要事業▽担い手の確保に向けた働き方改革・DXの推進(雨休率の設定、ウィークリー・スタンスの土木工事への適用拡大)▽多様な入札契約方式▽多様な入札契約方式(ECI方式の活用)−などを説明。協会側は、来年4月からの時間外労働の上限規制について「除雪時の待機時間や通常工事の移動時間も含まれるのか」などと質問し、局側は詳細は労働基準監督署など関係機関と今後調整するとした。

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