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　県都市整備部は、３月末に全面開園した県営「春日部夢の森公園」（春日部市下大増新田３９１、計13・99ha）に遊具を新規設置する方針を決めた。同公園の特徴に適した遊具の種類、設置場所などを本年度から検討。詳細が決まれば遊具の調達、設置工事などを進めるとみられる。
　同公園は２０１４年度に事業着手。総事業費約82億円を投じ、19年10月１日に南側７・９ha、３月31日には北側６・09haの完成し、計13・99haが全面供用となった。
　園内に遊具は設けられていない。緑の少ない都市部の中、緑再生の象徴となる公園整備がコンセプトにあったため、自然環境に親しめる空間の確保などが意識された。
　ただ、来園者からは子どものための遊具設置に期待する声が多数寄せられている。
　地域の意向について、権守幸男県議（公明）が６月定例議会で質問したところ、都市整備部は「家族連れの来園者も楽しめるよう、同公園に適した遊具の選定、設置場所を今後検討していく」考えを報告した。当初のコンセプトである県民協働による森づくりを推進するとともに、来園者の目線に立ち、遊具の追加により公園の魅力を一層高める。
　権守県議はドッグランやオートキャンプ場の追加整備、バーベキュー場としての活用なども提案。同部はドッグランとオートキャンプ場は導入困難としたが「バーベキュー場は実施場所、運営方法を指定管理者と検討する」と答えた。