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　富山県厚生部こども家庭室は、富山児童相談所の移転改築、児童心理治療施設の整備として基本・実施設計などに着手する。委託にあたり公募型プロポーザルの採用も検討しており、具体的な準備作業を進める。
　富山駅前のＣｉＣビル５階（富山市新富町）と県リハビリテーション病院・こども支援センター隣接地（富山市下飯野）での２拠点体制とする。
　２５年度にＣｉＣビル内に設ける（仮称）育成総合支援センターは、県の子どもに関する相談窓口を集約し、既設の富山市子育て支援センターなどと連携する。
　リハ病院隣接地に整備する（仮称）養育・援助センターは、子どもの一時保護や家庭への指導・支援機能を持たせ、リハ病院や障害者相談センターと連携。児童の心のケアや生活指導を行う児童心理治療施設（入所３０人、通所１５人）も併設する。２４年度に着工し、２６年度の開設を目指す。
　富山市東石金町の富山児相は１９８１年に開設し、規模がＲＣ造２階建て延べ１１６５・８９平方メートル。老朽化に加え、施設全体や駐車場が手狭となっている。