建設新聞社
2023/07/06
【東北・青森】28日に特命随契/弘前城天守の基礎耐震補強工事
弘前市は「令和5年度弘前城天守基礎耐震補強工事」の施工者選定へ、今月28日14時から特命随意契約を行う。予定価格は事後公表。
観光名所である弘前城天守は1810年に造営し、これまでに幾度の修理を経て維持されてきた。全国各地で大きな災害が続いたため、文化財保護の観点から、天守の耐震補強を検討し整備を立案。
計画では、地下遺構への影響が軽微で、かつ天守本体の価値が守られる方法として、基礎杭(長さ約33b)4本を天守下の石垣内部に埋設し、その上に耐圧盤を設置したのち、天守を載せるとしている。
工事概要は、場所打ち鋼管コンクリート杭設置(φ2000_b)4本、天守基礎(耐圧盤)設置一式、作業構台設置一式、支承金物設置(4組)。工期は2026年8月20日まで。
なお、実施設計は文化財建造物保存技術協会が担当した。
提供:建設新聞社