北陸地方整備局営繕部は、富山地方・家庭裁判所庁舎新築に伴う仮庁舎新築工事を9月に入札公告する。2023年度発注見通し(7月)にWTO案件として盛り込まれた。
工事概要は仮庁舎S造2階建て延べ1422平方メートル新築一式、および既存庁舎RC造3階建て延べ2271平方メートルの取り壊し一式。工期は約21カ月。発注規模は6億8000万円以上15億円未満に設定している。
現庁舎(富山市西田地方町地内)の規模はRC造4階建て延べ6170平方メートル(2棟構成、一部増築など)で、1965(昭和40)年に建てられた。業務を行うための基本機能は確保されているが、築後58年が経過し、老朽化や狭あい、施設の不備が顕著になり、現在地敷地内において建て替える。新庁舎の規模はSRC造地下1階地上4階建て延べ7676平方メートル。2029年度の完成を予定している。全体計画額は49億2777万4000円。設計は梓設計。