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　栗田政明氏（埼玉県建築士事務所協会元会長）の旭日雙光章受章祝賀会が２日、パレスホテル大宮で開催された。発起人代表は同協会の佐藤啓智会長。来賓として大野元裕知事、立石泰広県議会議長、土屋品子衆議院議員、窪田裕之杉戸町長らが出席した。栗田氏は「受章は私一人によるものではなく、関係者の皆さまの支えがあってこそ。一層精進していきたい」と出席者に謝意を示した。
　式典で大野知事は「栗田さまはこれまで、県内の小中学校、高等学校の耐震診断や耐震補強をはじめ、公共施設を中心とした数多くの設計、監理業務に従事し、地域の安全と発展に大きく寄与された。建築分野で顕著な実績を残し、埼玉県の発展に大いに貢献された栗田さまが受章されたことは、誠に喜ばしいことであり、本県にとって大きな誇り」と祝辞を述べた。
　土屋議員は、栗田氏と「家族ぐるみの付き合いで兄のように慕い、ゴルフも教わった」と切り出し、「これからも地域のために意見を言って、大いに活躍してほしい」とあいさつした。
　家族からの花束贈呈の後、あいさつに立った栗田氏は埼玉県建築士事務所協会会長、日本建築士事務所協会連合会理事などとしての協会活動を振り返り「一番鮮明に残っているのは、建築士法の改正。そして業務報酬基準の改正。連合会で決まったことを埼玉県に持ってきて、支部長、役員の皆さんと各市町村に説明に行き、理解を求めていく。そういうことを通じて設計事務所の地位向上と、安い設計料を少しでも上げていただくということをやってきた。そうした活動ができたのは、事務所協会の役員の方々の支えがあったからで、お礼を申し上げさせていただく」と述べた。
　栗田氏はこれまで、埼玉県建築士審査会会長や、杉戸町総合振興審議会委員、同町商工会工業部長なども務めてきた。