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県建築課は、高崎市上佐野町にある上佐野県営住宅で長寿命化改善に向けた給排水設備工事および内部改修を見込んでいる。給排水設備工事はＤ棟、内部改修はＡ〜Ｄ棟を対象としている。それぞれを個別で発注するか一括にするかは調整を進めている段階。当初の予定では給排水設備を一般競争入札、内部改修は建築と機械設備の２分割で指名競争入札とし、工事をそれぞれ９月に発注する計画としている。
機械設備工事の対象となるＤ棟はＲＣ造10階建て、延べ床面積５５２４・２�u。内部改修を見込んでいるＡ〜Ｃ棟は、全てＲＣ造４階建てで、延べ床面積はＡ棟とＢ棟が１５５６・１６�u、Ｃ棟が１０３７・４４�uとなる。
Ｄ棟の給排水設備工事は、既存の受水槽＋ポンプ方式を更新するもの。Ｄ棟の受水槽に関しては、２０２２年度に発注しミヤケ工業（高崎市）が受注した「85―Ａ、Ｂ、Ｃ棟給排水設備更新および長寿命化改善工事（タイプ別内部改修）」において整備。今回の発注では、この受水槽から圧送するポンプを整備するかたちとなる。本来であれば９月ごろに一般競争入札により工事の発注を予定していたものの、先に発注したＡ〜Ｃ棟の工事に遅れが生じているため、公告の時期は流動的となる。
また、本年度はＡ〜Ｄ棟で内部改修の長寿命化工事として、建築および機械設備工事について９月の指名競争入札で発注を予定している。工事は内部仕上げやユニットバス、サッシなどの改修を見込んでいる。なお、対象となる部屋は現時点で決定していない。
業種の観点からＤ棟の機械設備工事が給排水設備改修工事と重複しているため、一括で工事を発注する可能性も視野に入れながら現在、慎重に調整を進めている段階となる。
なお、Ａ〜Ｃ棟の給排水設備の更新工事は当初、一般競争入札での公告を実施したが不調。その後、指名競争入札での発注へ変更している。
設計は内部改修についてはイノ設計（前橋市）が、給排水設備に係る部分は神山設計（前橋市）がそれぞれ担当している。