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滋賀産業新聞
2023/07/05

【滋賀】大津市 旧リバーヒル大石の整備

 大津市スポーツ課は、同市南部の大石地域にある「大石緑地スポーツ村、大石淀グラウンドゴルフ場、旧リバーヒル大石」の3施設について、このほど事業パートナー2社(潟qト・コミュニケーションズ、潟Nリーン工房)を決定していたが、旧リバーヒル大石の改修及び整備については、具体的な提案が得られず、今後は市側で検討する方向を示した。
 同課では、大石淀グラウンドゴルフ場が、24年4月にも供用開始することから、同ゴルフ場の整備や管理など優先。また、大石緑地スポーツ村も12月にテニスコート増設が完了することから、施設運営など一体管理運営方法を決定していく。
 旧リバーヒル大石は、市側で改めて、整備の方向性について検討が必要であると示し、市が想定以上のリスクを負う可能性があるため、「官民共同事業体」という事業手法を、大石淀スポーツ関連施設に用いるのは、慎重な対応が必要―としている。
 同市では、現在、整備を進めているグラウンドゴルフ場と、大石緑地スポーツ村にあるテニスコート20面から24面への拡張を踏まえ、その中間に位置する閉鎖中の旧リバーヒル大石(都市公園施設)の再生も含めた3施設の一体管理運営方法、周辺の地域資源を活かした官民連携スキームを調査していたが、旧リバーヒル大石を除く整備中の2施設は、24年度供用開始に向けて、適合する官民連携をもとに事業の推進を図っていく考え。今回の2施設の整備や拡張をきっかけに、旧リバーヒル大石の再生、地域資源を活かしたスポーツ・観光・健康等をテーマとした活性化施設が求められており、24年度には、新名神大津SIC・SA(仮称)の開設、25年度には国スポ・障スポ滋賀大会の開催が予定されていることから、3施設周辺も含めた広域的な視点での官民連携による持続可能な地域の発展モデルを目指す。
 各施設の状況は、大石緑地スポーツ村(指定管理者にて管理運営)が、多目的グラウンド、ゲートボール場、クラブハウス、スケートボード場などがあり、稼働率は高水準で推移。現在、25年開催予定の国スポ・障スポ滋賀大会にあわせ、会場となるテニスコートが20面から24面に増設され、24年4月の供用開始予定。
 先延ばしとなった旧リバーヒル大石(現在、閉鎖中)は、当施設の機能再生が課題となっており、アメニティ機能として、現在整備中の2施設の利用者、観光客等の休憩場所、会議室、軽食、カフェなどの両施設を補完する機能も求められ、大石淀グラウンドゴルフ場(現在、整備中)は、旧リバーヒルの南側(山側)に、4コース32ホールの施設を現在建設中で、24年4月供用開始を予定。大石緑地スポーツ村を含めると全国大会規模の大会が開催できる施設となるが、同施設には、東屋程度の施設しかなく、旧リバーヒル大石のアメニティ利用・再整備が不可欠となっている。

提供:滋賀産業新聞