高知市は、旧中消防署の活用に関するサウンディング型市場調査の対話結果をまとめた。デベロッパーなど3者が参加し、賃貸マンションやクリニックビルなどの活用方法を提案した。市は今後、対話結果を参考に事業スキームを詰めていき、9月をめどに方針をまとめる意向だ。
提案意見は1LDKから2LDKの単身向け賃貸マンション、歯科、眼科、耳鼻咽喉科などが入居するクリニックビルの他、オフィスビル、コインパーキング(約20台分)などが挙げられ、カフェや飲食店の需要についても触れられた。土地の取得方法については長期運営、採算性の観点から購入希望が2者、借地希望が1者だった。借地の場合、事業期間中の借地権譲渡などを認める公募要件を検討することなどの指摘があった。
旧中消防署は地上部分が解体済みとなっているものの地階、基礎が存置している。規模は鉄筋コンクリート造地下1階278平方b。場所は本町4ノ6の敷地面積552平方b。用途地域は商業地域。建ぺい率が80%、容積率が50%。
提供:建通新聞社