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北陸工業新聞社
2023/07/03

【新潟】12月議会で基本構想案報告/西蒲区新庁舎検討会が初会合/新潟市

 新潟市西蒲区役所新庁舎基本構想検討会議の初会合が6月29日夜、同区役所で開催され、新庁舎完成までのスケジュール、これまでの経緯や基本方針を確認した。
 西蒲区役所は築後60年以上経過して老朽化が進んでいるほか、エレベーターがない。さらに、段差が多く、バリアフリーへの対応が急がれている。新庁舎整備にあたり、幅広い意見を聴取し、多方面から意見交換を行うことを目的に会議が設立された。委員は学識経験者や地域活動団体関係者17人で構成され、座長には藤田美幸新潟国際情報大学経営情報学部准教授、座長代理に巻地区コミュニティ協議会の五十嵐光一氏を選出した。
 議事では中原八一市長に提出する意見書案を確認したほか、基本構想の策定スケジュール、7月に実施する新庁舎の複合機能に関するアンケートの内容について協議。10月26日に予定される第4回会議で意見書案を最終確認し、11月に中原市長に意見書を提出。12月議会の総務常任委員会で基本構想案の報告を経て、年内にパブリックコメントを実施する。2024年3月の基本構想公表を目指す。24年度以降は基本設計、地質調査、実施設計に着手。着工時期については今後の計画を進める中で具体化させる見通し。施工期間には約2カ年を見込む。
 現庁舎(巻甲2690番地1)は、1977年10月に建築されたA棟(新館)RC造3階建て延べ2168・20平方メートルと61年12月に建築されたB棟(旧館)RC造3階建て延べ1704・66平方メートルで構成。駐車場は来庁者用80台、公用車用43台。敷地面積は市有地4920・67平方メートルと借地635・85平方メートルの計5556・52平方メートルとなっている。

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