JAはくいは、管内に3カ所あるコメ共同乾燥調製施設を2カ所に再編する。総事業費16億2060万円を投入し、羽咋カントリーエレベーター(羽咋市深江町)と押水ライスセンター(宝達志水町町北川尻)の建屋やプラント設備を改修する計画で、処理能力の増強を図る。
現在のコメ共同乾燥調製施設はいずれも建設から25〜33年が経過し、老朽化が進んでいる。一部設備で処理能力の低下がみられるなど運転時の故障が懸念されるため、中長期的な安定運営の構築へ向け2施設に集約する。来年11月の着工、2025年3月の完成、同8月の稼働を目指す。志雄ライスセンター(宝達志水町吉野屋)は廃止する。
再編計画では、羽咋カントリーエレベーターの整備に計12億2060万円を配分。事業費の内訳は建屋改修やもみ殻燻炭(くんたん)施設棟新築などが4億2591万円、乾燥や集じん設備などプラント更新が7億9469万円となる。
押水ライスセンターでは、荷受けや貯留乾燥設備などプラント更新に3億7395万円、建屋整備に2605万円の事業費をそれぞれ充てる。