県鳥取港湾事務所は岩美町の田後港整備について、今年度は波除堤の改良を促進するほか臨港道路の整備などに2億5000万円以上の予算を投じる見通しを明らかにした。7月から工事の発注を本格化させるほか、第7防波堤の実施設計も近く公告する。
波除堤改良の2工区は本体工が蓋ブロックの製作と据え付けが21基、底版ブロックの据付が11基のほか直立消波ブロックの据付工事が66基と捨石工が665立方bなどを予定しており、8月にも発注。第2防波堤の改良は消波ブロックの製作と運搬・据付工事が65基で、発注は今冬の予定。このほか、岸壁などの補修工事は防舷材の交換が30基程度。
臨港道路の土木工事は、松島大橋(17b)の補修がひび割れ注入、含浸材塗布工、グラウト注入などで、工事費は7000万円程度。今夏の発注を目指している。また、臨港道路の落石対策については今年度に発注する工事の規模を近く固めることにしており、発注は今秋になりそう。
一方、設計業務は第7防波堤の細部と実施設計。第2防波堤の修正を含む実施設計を発注することにしており、同事務所では近く公告する。
日刊建設工業新聞