トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/06/29

【埼玉】順天堂大学新病院/大野知事が議会へ基本設計の状況を説明/設計期間の3分の2が進行

 順天堂がさいたま市緑区美園ほか地内に新規整備する大学医学部付属病院を巡り、大野元裕知事が開会中の県議会に基本設計などの進行状況を説明した。「大学側が詳細な病院配置の検討を行っている。敷地内への水道の引き込みの位置、水道管の大きさなどに関する協議を設計会社、さいたま市と行っている」と報告した。
 中屋敷慎一県議(自民)から「基本設計期間(2022年11月〜23年11月)の3分の2を迎える今、設計や関係者との調整は遅滞なく進んでいるのか」との質問が出た。知事は、大学側に確認をしたところ「工程に沿い、順調に進んでいるとの報告を受けている」と回答した。
 順大新病院の建設は、県の公募により決定している。基本設計に続く実施設計を23年12月〜25年2月、建設工事は25年4月〜27年5月ごろまで行うとみられる。27年11月に計800床の新病院を開院させるのが目標。
 知事は「タイトなスケジュールではあるが、引き続き関係者間の調整を行うとともに、定期的に状況を確認、大学に対し工程に遅れがないようしっかりと要請していく」と強調した。
 計画を予定どおり進める体制として、副知事とさいたま市の副市長が連絡会議を毎月行い、情報を共有している。県、同市、順天堂側の3者の実務担当が毎月集まり、進行状況も確認している。