福井県コンクリート診断士会(山川博樹会長)の2023年度定期総会は28日開かれ、22年度の事業報告・収支決算、および設立20周年を迎え記念事業にも取り組む23年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議し、原案通り了承した。
会場は、福井市宝永3丁目の県国際交流会館で=写真。
冒頭、山川会長が挨拶。「今年は会の設立20周年。正会員数も19年に大台の150人に到達(全国最大規模)。人口10万人当たりの登録者数は、福井県が7年連続し全国首位」と先進性を強調。「鉄道施設の検査・診断支援を行う、ハピラインふくいも含む(同士会、福井鉄道、えちぜん鉄道)4者で、地域社会全体の安全性向上に貢献したい」と意欲を示した。
23年度も引き続き、県道路メンテナンス会議の学生向け現場学習会に協力するなど、コンクリート構造物診断のスペシャリスト集団として技術力を発揮。社会の持続可能な発展に貢献していきたい考え。
報告事項として、日本コンクリート診断士会の第14回定時社員総会(5月26日開催)について、石川裕夏副会長(福井県士会の幹事)が活動内容を紹介。愛知県で年次発表会が開催され、23年度は新潟県で行うとした。
演題チームマネジメント
総会後には、第131回の研修会を開催。福井工業大学教授で、バレーボール元全日本主将の中垣内祐一氏を講師に招き、演題「東京五輪に向けたチームマネジメント」を聴いた。