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　愛媛県は「流域治水推進企業等登録制度」を創設した。県内で流域治水に取り組む企業や団体などの活動内容を広く周知するとともに、企業などにも自らの取り組みを積極的に発信することを促し、県内での流域治水の普及・定着を目指す。登録企業などには登録ロゴマーク＝図＝の使用やステッカーなども交付する。県ホームページなどで７月１日から随時登録を受け付ける。県は同時に作成した流域治水マニュアルと併せ、県全体での流域治水を本格化させる。
　登録制度の対象者は愛媛県内で流域治水に取り組んでいる県内企業などで、以下の項目を２項目以上実施していることなどが条件となっている。
＜実施項目＞
　▽雨水タンクの設置▽雨水浸透ますの設置▽雨水浸透側溝の設置▽透水性舗装の敷設▽非常用電源の確保▽水災害に備えた資機材の確保▽水災害に備えた見守りカメラの設置▽森林保全活動の実施▽水災害を含めた企業ＢＣＰの策定▽従業員と来客者を対象とした避難計画の作成と訓練の実施▽老人ホームなどの要配慮者利用施設の避難確保計画の作成と訓練の実施▽防災士の取得▽水災害を想定した避難訓練と社内研修の実施▽河川の清掃ボランティア活動▽流域治水に関する啓発活動▽その他、流域治水に資する設備の設置や活動―など
提供：建通新聞社