前田建設工業北陸支店(安西忠信執行役員支店長)と前友会北陸支部安全協力会(山岸史佳会長)は28日、2023年度安全大会をANAクラウンプラザホテル富山で開いた。
北陸各県から約200人が出席。冒頭、安西支店長が「今一度初心に帰り、災害を起こさない強い覚悟のもと、全力で災害防止に取り組む。重大災害ゼロ、災害の無い現場の実現達成のため、▽全職員・協力会社社員の安全意識のさらなる向上▽安全・環境に関わる技術、設備への積極投資▽災害防止重点確認事項−を作業所と支店が一体となって実施する」と説明し、「労災を少しでも減らし、安全に働くことができる職場環境を築くためには、第14次労災防止計画に基づく施策を着実に推進する不断の努力が必要」との考えを示した。安全協力会の山岸会長は、「元請けと下請け、経営者と作業員の双方が知恵を絞り、安全の基本を守りながら工事を進めていくことが一番重要。安全に対する意識を高め、快適に働ける現場環境づくりに努めていこう」と呼びかけた。
現場で優秀な安全成績を収めた協力企業と個人を表彰した後、福永伸一富山労働局労働基準部長、前田建設工業の藤本徳郎執行役員土木事業本部土木統括兼土木部長、前友会本部の海道謙司会長があいさつ。安全協力会を代表し中村徹氏(山形電気)が安全宣誓を読み上げた。落語家の三遊亭良楽氏による特別講演も行われた。