愛知県議会6月定例会議本会議(6月21日)の代表質問で、鳴海やすひろ議員(民主)が、「名鉄名古屋駅地区再開発に対しての県としての取り組み」について質問し、大村秀章知事は、「愛知・名古屋のさらなる発展に大きく寄与する極めて重要な事業」であり、「資金面での支援など最大級のバックアップをしていく」と答えた。
鳴海議員は、名鉄名古屋駅地区再開発事業が、2020年11月に見直しの方針が示され、その後、23年5月に計画を再スタートするとの発表があったことに触れ、県の取り組みをただした。
大村知事は、同再開発事業について、「1941年に開業して以来のまさに100年に一度の大事業」であり、「中部国際空港へのアクセス強化、駅の4線化などに伴う分かりやすい乗り換え環境の実現、県内各地域へのアクセスの利便性の向上が図られ、リニア開業効果を最大限に発揮する総合的な鉄道ネットワークの形成に向けて大きく前進するもの」と位置付けた上で、県として、「名鉄、名古屋市など関係者と緊密な連携を図りながら、この事業の具体化に向けて、広域的観点からの助言、国の補助制度適用の働きかけを含めた資金面での支援など最大級のバックアップをしていく」と答えた。
提供:建通新聞社