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建設経済新聞社
2023/06/28

【京都】綾部市 高速道路のインター周辺に 産業物流拠点の形成めざす

 綾部市は27日、6月議会の一般質問で「自動運転を見据えた物流拠点候補地」について、高速道路のインター周辺に産業物流拠点の形成を目指していきたいと考えを示した。
 京都府は、4月にスタートした新総合計画で府内各地に産業創造リーディングゾーンの形成を図るとしており、その中で環日本海物流促進として、京都舞鶴港(舞鶴市)、北部物流拠点(綾部市)を盛り込んだ。
 物流拠点を巡る綾部市の一般質問では、山ア清吾副市長が答弁。「民間物流拠点と同様に、民間開発事業者を誘致する形で進められている。綾部市も京都府と一体となって民間開発事業者への働きかけを行っている。引き続き、物流拠点の利用人数の集約に努めるとともに、京都府とともに舞鶴港の利用拡大と合わせ、民間開発事業者などの誘致に取り組んでいきたい」と述べた。
 自動運転を見据えた物流拠点候補地について「候補地については、府内組織の綾部市産業用地対策本部でこれまでから新たな用地について検討してきた。この間、工業用地や物流用地の適地調査、その構想図の作成などを行い、候補地選定に京都府と共有する中で検討してきた。そうした中で、京都府においては令和元年度に工業立地可能エリア抽出業務を実施し、またこの間、国道27号沿いには物流関連企業が多く立地し、近年も新たに進出があった。こうした状況やこれまでの調査結果を踏まえ、市内に立地する企業や物流関連企業の声も聞く中で、候補地の選定を進めている。高速道路の結節点、また、舞鶴港の後背地にとって優位な(高速道路の)インター周辺に産業物流拠点の形成を目指していきたい」と考えを示した。