日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/06/23
【埼玉】埼玉県・さいたま市・埼玉労働局/合同パトロール出陣式を開催
埼玉県とさいたま市、埼玉労働局は21日、解体現場への建設リサイクル法に伴う合同パトロール出陣式を開催した。埼玉県庁では初めての出陣式となった。県では6月21日から27日までを合同パトロール実施期間として行っている。
冒頭、県環境部環境未来局の横内ゆり局長が「解体工事前に石綿含有の事前調査の義務がある。今回は、この事前調査の実施状況について3者がワンチームとなって適切な指導をしてもらいたい」とあいさつした。
また、埼玉労働局の久知良俊二局長が「事故なく、無事にパトロールを終えてもらいたい」と述べた。
続けて、県都市整備部の若林昌善副部長が「解体工事については、制度としては充実している。今後はいかに実効性を担保するかが重要。今回の出陣式を行うことは大変意義がある」と話した。
決意表明として、県中央環境管理事務所の成尾耕治所長が「3者一丸となって合同パトロールを実施する」と意気込んだ。
3者合同パトロールにより、建設リサイクル法や廃棄物処理法、労働安全衛生法などの遵守状況を確認し、適切に指導して、建材からの石綿飛散防止や適切な分別解体に関して必要な指導を行うことが目的。