高知県中央西林業事務所は、森林基幹道開設事業越裏門大森線4工区で橋梁架け替えを計画しており、詳細設計が2023年度に順調に進めば、第4四半期に下部工を発注する。
同線全体のほぼ中間地点となるいの町長沢の大森川にある既設の無名橋を下流側に架け替える。新たな橋の概要は橋長30b、幅員4bで、下部工は逆T式橋台2基、上部工は1径間の鋼単純合成鈑桁。
越裏門大森線はいの町大森竹ノ奈路の新大森トンネル付近(1工区側)からいの町越裏門宮ノ向の集落活動センター氷室の里(2工区側)までを結ぶ蛇行する全長30・8`。このうち施工延長は25・12`で、現在1・31`の整備が完了している。車道幅員は3b、全幅員が4b。工区は1〜3工区が順次施工中で、4工区は未着手の状態。いずれの工区も改築区間で現道改良を進めた後、開設区間に取り掛かる。
今回の橋梁工事がある程度進めば、そこから1工区と2工区の双方向に道路工事を延伸し、起点側、終点側から進んでいる工事との接続を目指す。
提供:建通新聞社