北陸地方整備局は26日、「国道116号美咲町・新光町電線共同溝PFI事業」について実施方針を公表した。
美咲町・新光町は新潟市中心市街地に位置し、県地域防災計画において第一次緊急輸送道路に指定。電線共同溝を整備し無電柱化し、災害時における緊急輸送道路の確保並びに安全で快適な歩行空間の確保を図る。国道116号の新潟市中央区美咲町1丁目から新光町地先において無電柱化を進めるため、電線共同溝の設計、整備、維持管理を実施する。整備延長は2・92キロ(道路延長1・46キロ)。手法はサービス購入型、BTO方式。事業期間が2053(令和35)年3月末日まで。
事業を特定事業として選定した場合、事業参画を希望する民間事業者を公募。総合評価落札方式で選定する。
主なスケジュール(予定)をみると、実施方針等に関する質問・意見を7月10日まで受付。8月ごろに特定事業の選定を公表し、9月ごろに入札公告と入札説明書等の公表・交付を行う。入札説明書等に関する質問受付と回答の公表などを経て、24年1月に選定事業者を公表する。事業の実施方針と要求水準書(案)に関する資料は同局ホームページに掲載。
同事業は道路の防災性の向上、安全で快適な通行空間の確保、良好な景観の形成や観光振興の観点から、電線共同溝の整備により無電柱化を行う。また、民間の資金と経営能力および技術的能力を活用し、効率的かつ効果的な事業の実施や財政負担の平準化を図るため「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」に基づくPFI手法を導入。