高知市は春野漁港の機能強化を進めており、2023年度はB防波堤の改良と消波ブロック、被覆ブロックの製作を行う。当初予算分1億5000万円と国費の内示などに伴う6月補正分1億円を合わせ、事業費2億5000万円を計上している。早ければ防波堤改良の一般競争入札を7〜8月に公告する。ブロック製作は第3四半期以降の発注を予定している。
B防波堤の延長は402・7b。このうち本年度は延長約80bの被覆工や、本体工延長約150b(被覆工との重複箇所を含む)を行う。現状より1・5〜6・5b程度増厚し、防波堤の機能を強化する。
ブロック製作は、概算では消波ブロックが100d型を40個、被覆ブロックが8d型64個、4d型129個となっている。
建設地は春野町甲殿。設計は耕地課がまとめる。春野漁港は、台風などによる被害が例年発生しているため、15年度から24年度までの計画期間で消波ブロックの重量化や堤体補強など機能強化を進めている。
提供:建通新聞社