平井伸治知事は、弓ヶ浜半島を横断する道路整備について「効果的な肋骨道路というものが構想できるのでは」と開会中の6月定例会本会議で述べ、前向きに検討する考えを示した。安田由毅議員(自民党・境港市選挙区)の一般質問に答えた。
縦に走る米子―境港間の高規格道路整備を念頭に、平井知事は国道431号から江島架橋を結ぶルートの必要性を説いた。
半島を東西に横断する肋骨道路の現状は、渡余子停車場線があり、現在は渋滞対策で交差点改良を進めており25年度までに完成させる。ところが、このルートは江島架橋からクランクして米子境港線に乗り入れる課題があり、さらに、その後国道431号にタッチするまでJRをまたぐ踏切もある。
平井知事は、半島を横断し「江島架橋を経て松江側に抜ける重要な路線がいずれ構想されなければならない」と強調。肋骨道路として渡余子停車場線の機能強化を検討する考えを説明した。
また、検討する際には米子―境港間の高規格道路に設置されるインターチェンジ(IC)の位置もポイントになるとの見方を示した。
日刊建設工業新聞