東北農政局は、旭川農業水利事務所で進めている旭川地区国営かんがい排水事業に関し、WTO案件で公告していた新上堰頭首工改修の本体工事を開札、熊谷組が7億950万円で落札した。7年3月10日の工期で進める。
旭川地区国営かんがい排水事業は、経年劣化しているダムや頭首工、用水路の改修や耐震性が不足している施設の耐震化を行うほか、用水系統の再編に伴い取水施設を統廃合するもの。
新上堰頭首工(左岸:横手市睦成字境川原、右岸:横手市上境字内阿摩部)は堤高2.2m、堤頂可動部53m、取水位45.7mのフローティング全可動堰。本体改修のほか、取水ゲート2門、土砂吐ゲート1門、洪水吐ゲート2門の製作据付も行う。
ゲートの製作据付については、残整備が洪水吐ゲート1門となっており、7月以降、早期公告を目指す。同工事の概算工事費は2億3,000万円から3億円を見込んでいる。
提供/秋田建設工業新聞社