文化センター改修に5億4900万円
建設関連事業に大規模増額
坂城町は、2023年度予算の一般会計に歳入歳出それぞれ9億6428万円を追加し、補正後の予算総額を73億3054万円とした。6月21日に町議会が議決して決定した。当初予算が骨格編成だったため、6月補正で建設関連事業が大幅に増額となった。
建設関連の主な歳出は文化センターの改修工事5億4900万円、中心市街地活性化建設工事5800万円、複合施設の設計測量委託1972万円など。
文化センターは耐震基準を満たしていないことから外部・内部の改修を行うもの。
改修内容は屋根の防水、壁の修繕工事、1・2階の男女トイレの洋式化と合わせて配管の取り替え、耐震補強などを実施する。屋根防水が終了後に太陽光パネル設置と蓄電池の設置も計画している。太陽光パネル設置数は56枚を予定する。施設規模はSRC造2階建て、延べ面積1588.25u。設計は宮本忠長建築設計事務所(長野市)が担当した。工事発注時期は検討している。
中心市街地活性化建設工事は、鉄の展示館北側敷地の整備を行うもの。整備内容は展示館北側の空家解体や樹木の伐採などを実施する。解体後は更地にする。
複合施設は、保健センターと老人福祉センターを統合し建設する。23年度は基本構想と基本計画の策定と設計測量業務を同時並行で進め、24年度には基本設計、25年度に実施設計と用地購入を実施する見通し。
提供:新建新聞社