東近江市は、来年度に計画している「福祉センターハートピア改修工事」に係る設計業務について、7月6日に開札する指名競争入札で落札した設計事務所に委託し、今年度内にとりまとめる。今月7日に開札した1回目の入札で「落札候補者がいないため取り止め」となっており、2回目の入札。
福祉センターハートピアは、同市今崎町21―1(市道八日市芝原線沿い)の敷地1万5084・35平方bに、1991年(平成3年)に建設され、2014年度(平成26年度)に一度目の大規模改修工事が行なわれている。規模は、鉄骨造2階建、延2435・37平方b。
同施設は、児童センター、母子・父子福祉センター、老人福祉センター、ボランティアセンターなどの機能を持つ地域の福祉活動の拠点で、東近江市社会福祉協議会が運営を行なっている。
計画では、▽外壁タイルについて前回の改修部分も含めて施設全体の調査を行ない改修方法を決定、▽屋根について内部の雨漏れを改善する改修方法の決定、▽必要室の整備に伴う既存建物の間取りの改修(1階=団体交流スペース、社会福祉協議会事務室、地域包括支援センター事務室、老人作業室、ボランティア室、相談室、更衣室、2階=母子会議室、母子相談室、学習支援室、図書コーナー、フリースペース、各階=男子トイレ、女子トイレ、バリアフリートイレ、倉庫等)、▽内部の床、壁、天井について調査を行い劣化部分について改修方法を決定、▽男子・女子トイレについて便器の洋式化、内装の乾式化、▽バリアフリートイレの内装の乾式化と衛生機器の整備、▽屋外男子、女子トイレの洋式化及びトイレブースの改修並びに屋外多目的便所の洋式便器の更新及び建具の改修、▽外部建具の改修、▽外部の付属倉庫、自転車置場、車庫、屋外トイレの外装、内装の改修、▽空調機器(吸収式冷温水機)及び配管の改修、▽既存照明設備のLED照明設備への更新、▽エレベーターの更新、▽自家用発電機の改修―など。
なお、工事費は設計発注段階で「3億2000万円から3億6000万円まで」と見込む。
提供:滋賀産業新聞