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北陸工業新聞社
2023/06/22

【富山】災害ゼロの職場へ一丸/佐藤工業が安全大会開く

 佐藤工業北陸支店(川島康広支店長)の安全大会が21日、同支店安全衛生協力会(会長・松本誠一松本建設社長)との共催により、富山電気ビルで開かれた。4年ぶりの通常開催であり、出席した約200人は災害ゼロの職場づくりへ、関係者が一丸となり取り組むことを誓った。
 あいさつした川島支店長は「北陸支店では公衆災害、死亡・重大災害ゼロを事業推進の最重要項目と位置付け、本社方針の下、第三者を災害に巻き込まない、働く人の怪我を減らし、命を守ることを重点施策に災害の防止に取り組んでいる」と述べた上で、「令和6年4月より、時間外労働規制が適用される。生産性の向上と併せ、ワークライフバランスと柔軟な働き方の推進に積極的に取り組まなければならない。高度経済成長期のがむしゃらな働き方でなく、個人が休みを取るという目標を明確に持つことが大切。魅力ある建設会社として企業価値をさらに高め邁進する」と話した。さらに、「皆様の安全に対する強い思いを、すべての関係者にトップダウンで伝え、働く一人ひとりが持ち場でしっかり役割を果たしてほしい。安全は一人ひとりが責任者であることを自覚し行動することが重要。佐藤工業と専門会社が社会から信用され、選ばれる企業群を築き上げるため、関係者全員が力を合わせ一丸となって進んでいきましょう」と呼び掛けた。
 本社の伊藤隆実副社長は「当社の経営方針の一つである安全・安心、快適な作業環境と健康の確保の実現に向け、個人の力を結集し、災害ゼロの職場づくりを目指しましょう」と平間宏社長のメッセージを代読した。
 安全衛生活動に功績のあった事業場と個人を表彰後、受賞者を代表し本多生吾氏(粒良脇トンネル作業所)が謝辞。来賓の福永伸一富山労働局労働基準部長、上田拓夫建設業労働災害防止協会富山県支部専務理事が祝辞を述べた。同社北陸支店の倉田学土木部長が「安全の誓い」を力強く読み上げた後、歴史評論家・白駒妃登美氏による記念講演も行われた。

hokuriku