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　大野元裕知事が、財務省に対し「防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策」の強力な推進と継続などに関する要望を行った。社会資本整備予算の当初予算での安定確保、現行の加速化対策が終了する２０２６年度以降における別枠措置などで理解を求めた。
　16日に宮本周司財務大臣政務官と面会、要望書を渡した。
　気候変動に伴う豪雨災害に備え、関係者協働による「流域治水」の重要性を強調。雨水などを「ながす」「ためる」それぞれの対策を流域全体で推進するための予算・財源の確保を訴えた。流域治水の一員として、道路管理者が特定都市河川流域で道路整備を行う場合、追加で必要となる雨水対策にも予算・財源を充てることを求めた。
　県内の主要幹線道路網の強化や充実も要望事項に入れた。国による新大宮上尾道路、東埼玉道路など事業中区間の整備推進、未事業化区間の早期事業化に期待を示した。
　社会資本整備を巡る要望は、14日にも国土交通省に行っている。