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滋賀産業新聞
2023/06/22
【滋賀】米原市 大清水地先ため池「神戸溜」の耐震化
米原市は、耐震性が不足している大清水地先のため池「神戸溜」の耐震化改修に取り組む。22年度に市から発注された測量業務と補助事業採択を見据えた事業計画策定業務をそれぞれ完了し、23年度は補助申請手続きを行う方針。順調に24年度の新規事業に採択されれば県、採択されなければ市から詳細設計が発注され、25年度にも初弾となる仮設工事を発注・着工し、26～27年度の2ヵ年で堤体工事を進め、27年度の完了を目指す計画。
「神戸溜」（大清水字神戸1028）は、大清水農業組合が管理し農業用水などに利用されている、堤高8・2㍍、堤頂長65㍍、貯水量約1万5000立方㍍規模の農業用ため池。老朽化が進み13年に行った耐震診断で耐震性が不足しているとの判定結果を受けており、決壊した場合の浸水区域に家屋が存在し、人的被害を与える恐れがある―とする県の市内21ヵ所の「防災重点ため池」に指定されている。下流側に位置する農業用ため池「灰尾溜」とは、谷筋に連続する重ね池（親子池）であるため、2池の連携を前提に現時点では神戸溜を先行して耐震化整備を行う方針。
市では23年度の補助事業採択申請に向け、採択を見据えた事業計画の作成を基本方針とし、22年度に神戸溜耐震化整備事業計画策定業務をキタイ設計長浜事務所（長浜市）に委託し、堤体他施設の危険箇所・安全性の確認調査に基づく設計基本計画、対策工法の提案、堤体他施設の概略設計―などを行いまとめた。並行して現地測量0・01平方㎞、路線測量0・28㎞、深浅測量（Ｗ40㍍）4側線―他など測量業務をトーワ測量（米原市）に委託し完了している。
22年度策定済みの事業計画に基づき、23年度は新規事業採択に向けた申請手続きを市で行い、順調にいけば24年度の新規事業採択をもって県に所管が移り詳細設計から翌年度の工事、もしくは米原市で詳細設計、施工―となる見通し。
提供：滋賀産業新聞
「神戸溜」（大清水字神戸1028）は、大清水農業組合が管理し農業用水などに利用されている、堤高8・2㍍、堤頂長65㍍、貯水量約1万5000立方㍍規模の農業用ため池。老朽化が進み13年に行った耐震診断で耐震性が不足しているとの判定結果を受けており、決壊した場合の浸水区域に家屋が存在し、人的被害を与える恐れがある―とする県の市内21ヵ所の「防災重点ため池」に指定されている。下流側に位置する農業用ため池「灰尾溜」とは、谷筋に連続する重ね池（親子池）であるため、2池の連携を前提に現時点では神戸溜を先行して耐震化整備を行う方針。
市では23年度の補助事業採択申請に向け、採択を見据えた事業計画の作成を基本方針とし、22年度に神戸溜耐震化整備事業計画策定業務をキタイ設計長浜事務所（長浜市）に委託し、堤体他施設の危険箇所・安全性の確認調査に基づく設計基本計画、対策工法の提案、堤体他施設の概略設計―などを行いまとめた。並行して現地測量0・01平方㎞、路線測量0・28㎞、深浅測量（Ｗ40㍍）4側線―他など測量業務をトーワ測量（米原市）に委託し完了している。
22年度策定済みの事業計画に基づき、23年度は新規事業採択に向けた申請手続きを市で行い、順調にいけば24年度の新規事業採択をもって県に所管が移り詳細設計から翌年度の工事、もしくは米原市で詳細設計、施工―となる見通し。
提供：滋賀産業新聞
