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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/06/20

【群馬】県桐生土木事務所は23年度事業概要明らかに

県桐生土木事務所(宮崎義明所長)は2023年度の事業概要を明らかにした。4車線化を進める主要地方道桐生伊勢崎線阿左美大原工区では約900mの道路改良工を3分割で発注する。国道122号渡良瀬幹線道路では塩原工区と笠懸町工区の整備を促進。塩原工区は(仮称)下神梅塩原橋に関わる工事用道路について23年度から工事に着手する。笠懸工区では年度末までの供用開始に向けて、防護柵、道路照明、区画線、大型案内標識などの工事発注を予定としている。
主要地方道桐生伊勢崎線阿左美大原工区では現在、起点部の東武鉄道阿左美駅付近と終点部の太田市境界付近において、4車線化に向けた道路改良工事を実施。23年度は起点部および終点部の工事に続いて、中間部約900mでの工事を予定する。
国道122号渡良瀬幹線道路塩原工区の工事用道路は、渡良瀬川の上流左岸側に位置するみどり塩原浄水場第2取水場(群馬東部水道企業団)付近から左岸側を河川沿いに下り、架橋予定地付近に仮橋60m程度を架けて右岸側へ渡河させる。また、約700mの仮設道路を整備する。仮橋部分を除く約600m区間の工事については、年度当初に公表した計画で3分割の発注としていたものの、現在、進めている工事用道路の詳細設計の成果を見て発注形態を見直す見込み。
国道122号渡良瀬幹線道路笠懸工区は09年度から事業を進めている笠懸薮塚工区3400mのうち、現道の国道50号から国道50号前橋笠懸道路まで計画する900mが対象。22年度末に、国補正予算を活用して全線の道路改良工事を発注しており、現在は工事を推進している段階。23年度は、改良工事の進捗状況を見ながら、年度内の供用を目指していく。
この他の主な事業概要は次の通り。
【赤岩線電線共同溝】
歩行者や自転車の安全な通行を確保するため現道を拡幅するとともに、防災機能と景観の向上を図るため電線類の地中化工事を実施している。工区は、赤岩橋から宮前町1丁目交差点までの約1000m。赤岩橋から丸山下駅入口の市道までの約400m区間は道路改良工事が完了しており、今後、電力会社などの引き込み管整備および電柱撤去の工事が完了するのを待って、歩道の舗装を実施する。23年度は、工区中間部の丸山下駅入口の市道から白髭(しらひげ)神社入口の市道まで、約300mの道路改良工事および電線共同溝工事を発注する見込み。
【橋梁補修整備事業】
県道沢入桐生線の滝ノ上橋および横川橋の補修工事を進める。滝ノ上橋は橋長50m、幅員6・14mで塗装塗替工を約1030uで行う。横川橋は橋長62・5m、幅員6・65〜8・4m。補修工事内容は橋面防水工および舗装工などとなっており、22年度に実施済み。23年度は、前年度工事の残り半分となる約480uで塗装塗替工事を計画。補修設計は、日進工測設計(前橋市)が20年度にまとめた。
【北中裏B地区急傾斜地崩壊対策事業】
桐生市平井町地内で擁壁工や杭式防護柵工などの工事を進めている。計画延長は約240mで、23年度は用地買収を進めるとともに、買収が完了した箇所から工事を実施する計画。
【山田川管理用道路工】
23年度は桐生市川内町地先で、延長200m程度の舗装工事を2件発注する予定としている。今回の工事により、38年間の事業期間で行っていた河川改修工事の発注で完了する。
【東次石沢災害復旧工事】
みどり市大間々町小平地内で、透過型堰堤整備を実施する予定。堤高13・5m、堤長35m、流路工32mを計画している。設計業務についてはアマネックス(前橋市)が担当した。