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日本工業経済新聞社(茨城)
2023/06/19

【群馬】県伊勢崎土木が主要事業概要示す

県伊勢崎土木事務所(池田幸徳所長)は2023年度の主要事業概要を示した。耐震補強工を進めている主要地方道伊勢崎本庄線の広瀬大橋でP3橋脚の補強工事を7月以降に公告する。河川事業としては、利根川の河川改修事業として行う樋門工事について、8月以降に一般競争入札での公告を予定している。男井戸川では、函渠工2件を7月以降に1件、10月以降に1件公告するとしている。道路事業は県道苗ヶ島飯土井線で橋台工を8月以降に発注する方針。
広瀬大橋は延長239・7m、幅員16mの鋼3径間連続非合成鈑桁橋+鋼5径間単純合成鈑桁橋、本年度は伊勢崎市連取町付近のP3橋脚が対象となり、増厚補強工を実施する。今後は、落橋防止工などが残っており、順次推進する。
利根川は全体5500mのうち堤防がない、または低い2600mを優先的に推進中。本年度のは築堤盛土工を21日開札で公告済み。残る工事は利根川へ流れ込む水路での樋門設置を計画しており、設計が完了する8月以降の公告を予定している。
男井戸川の改修事業は、粕川との合流地点から上流1890mで整備が進んでいる。本年度に実施する函渠工は伊勢崎市上植木本町付近で1件、伊勢崎市上諏訪町付近で1件を予定。上植木本町での工事は幅2m×高さ2・3m、延長80mの管渠工となり、7月以降に工事を公告する。上諏訪町の管渠工は、幅1・6m×高さ1・6m、延長26mの規模。公告は10月以降を見込んでいる。
県道苗ヶ島飯土井線の道路新設事業は、前橋市内の国道17号上武道路と現道の交差点から南東方面に進み、北関東自動車道波志江スマートICまでの約700mが対象となり、前橋土木事務所と伊勢崎土木事務所が共同で事業を進めている。本年度は、前橋市と伊勢崎市の行政境となる神沢川で橋梁下部工の公告を、8月以降に予定している。
新規に着手する事業としては、広瀬川での堤防強化対策や主要地方道前橋館林線の電線共同溝敷設などを計画している。広瀬川では、伊勢崎市馬見塚町付近で堤防強化の必要性や、必要であれば対策方法も含めた検討を行うとしており、7月以降に測量と地質調査、設計業務を指名通知する。前橋館林線では、東本町工区として電線共同溝の敷設に向けた調査検討に着手する。
この他、主要地方道伊勢崎大胡線では、伊勢崎市太田町付近での電線共同溝敷設に向けた整備計画の作成など、波志江町工区として歩道整備に向けた調査検討も予定しており、これから業務の発注時期を詰めていく。