建通新聞社
2023/06/19
【大阪】大阪公立大学 イノベーションアカデミー共創研究拠点を整備
公立大学法人大阪は、中百舌鳥キャンパス内にイノベーションアカデミー共創研究拠点(スマートエネルギー棟)(仮称)を新設する。産官学民のリビングラボとして、ZEB化やスマートビルに向けた学内研究の実証実験の場にするとともに、オープンイノベーションの場として企業との共創研究やスタートアップ創出を推進する施設として整備する。
ECI方式(技術協力・施工)による公募型プロポーザルを公告した。参加申込書を6月21日まで、技術提案を7月18日まで受け付ける。最終審査結果を8月上旬に通知する。最優秀提案事業者は、インフラ整備工事と新棟建設工事についてそれぞれ契約を結ぶ。
参加形態は単体またはJV。単体企業とJVの代表者は経審結果の建築一式総合評価値1370点以上、構成員は同1120点以上が条件。
インフラ整備工事では、中百舌鳥キャンパス内特別高圧受電施設の改修と新棟への地下埋設管による電力引き込み整備を行う。延長は約500b。工期は8月中旬〜2024年3月29日。
新棟建設工事では建築工事の他、電気、情報通信、電話設備、給排水衛生、空調換気の各設備工事、昇降機工事、外構工事を実施する。規模は鉄骨造3階建て延べ約3000平方b。工期は12月〜24年3月29日。
その他技術協力業務として、設計全般に対する技術検証、施工実施方針および施工計画の作成、技術提案、コスト管理支援などを行う。
総事業費の上限額は18億4500万円。そのうち、インフラ整備工事費は7500万円、新棟建設工事費は17億6500万円、技術協力業務委託費は500万円(いずれも税込み)。
場所は堺市中区学園町1ノ1。基本設計は東畑建築事務所(大阪市中央区)が担当。実施設計についても同社と随意契約を結ぶ予定。