松山市は公募型プロポ―ザール方式で選定手続きを進めていた「市斎場再整備・運営事業に係るアドバイザリー業務」の委託先にランドブレイン(東京都千代田区)を特定した。市が斎場の再整備・運営をPFI事業(BTO方式)として行うため、実施方針の作成、特定事業の選定、契約締結などに必要な業務支援を求める。契約手続き後2025年3月31日までの履行期間で業務を進める。順調なら23〜24年度にPFI事業として事業者選定を行い、25年度以降に設計・建設、28年度の供用開始を目指す。
市斎場の再整備は、将来の火葬需要の増加や既存斎場(築後46年)の老朽化、利用者のニーズの変化などを踏まえ、現斎場(食場町乙11ノ9)の敷地南側を造成して確保した約8200平方bの敷地に、火葬炉14基程度を備えた新斎場を建設する。待合室(14室)、告別室、収骨室(7室)、待合ホール、事務室などを配置した延べ床面積4800〜5800平方b程度の規模を想定している。完成後に旧施設を解体し、跡地9306平方bを駐車場などに整備する。造成は市が23〜25年度で行う。
プロポーザルには同社の他、日本工営都市空間松山事務所、パシフィックコンサルタンツ愛媛事務所が参加。参考見積金額は3319万8000円だった。
提供:建通新聞社