東かがわ市は、とらまるてぶくろ体育館設備の大規模改修を計画しており、実施設計に着手した。業務は西日本設備コンサルタント(高松市)に委託、納期は2024年3月29日までを予定しており、工事は25年度以降に順次実施する考えだ。概算工事費は2億5000万円を見込んでいる。
同体育館(西村1155)は老朽化により、設備機器を中心に改修と修繕箇所が発生している。年間利用を調整しながら施設を開放しているため、現在は改修に要する長時間の休館が困難な状況にある。25年度以降に施設利用を停止した上で大規模改修を実施する考えで、業務では今後30年程度改修不用となるように目標を設定、機器の調査を行い、協議した結果を実施設計に反映させる。
改修内容は次の通り。
▽照明設備改修―体育館全ての照明器具のLED化、既設照明制御システム(21年度改修済み)との連携、非常用照明器具、避難誘導灯改修も含む、個々のバッテリー内蔵機器への改修か、直流電源装置の改修かは比較検討の上で決定する
▽2階・3階機械室内設備機器改修―機器の改修、調査により使用可能な配管類は既存のままとするが、本体機器は基本すべて更新する、キュービクル改修は除く
▽1階・地下機械室設備機器改修―機器の改修、自動給水ポンプユニット(20年度改修済み)、消化ポンプユニット改修、受水槽・貯湯槽など改修
▽複合型受信機、非常放送アンプ改修―事務室内にある防災監視盤・非常放送アンプを改修、消防署など関係機関との協議、書類作成含む
▽1階男女更衣室シャワー設備改修―男女更衣室5ブースずつのシャワーブースのうち、男女3ブースずつの計6ブースをコインシャワーに改修する
▽合併浄化槽設備部分改修―回り配管など改修、浄化槽スクリーン改修
提供:建通新聞社