大潟村字北一丁目村営住宅建設の2期工事で14日、起工式が挙行され、大潟村の橋浩人村長、施主である友愛ビルサービスの小畑悟代表取締役、施工者の積水ハウス秋田営業所の高畠陽一所長ら関係者が出席、工事中の安全と順調な進捗を祈願した。
事業は、老朽化が進む村営住宅を建て替え、移住・定住の促進を図るもの。3年度、事業者に友愛ビルサービスを選定し、予定した全46戸のうち、1期工事では2棟16戸を建設。今回2期工事では1棟15戸を建設する。3期工事として来年度も15戸を予定。建設用地を村が貸し付け、建物を村が借り受けるリース契約方式で、リース契約期間は30年間。
神事では積水ハウスの高畠所長が鎌、友愛ビルサービスの小畑社長が鍬、積水ハウス秋田営業所の笹倉可展工務長が鋤を入れ、玉串を奉じて安全を祈願した。
大潟村の橋村長は「本村は人口約3,000人だが村外から600人が働きに来て、昼間の労働人口は2割増えている。二世帯住宅の農家では、若い世代が別世帯として暮らしたいという需要もあり、村内での住宅需要は高いと実感している。今後も民間と協力し様々な需要にこたえていきたい」と話した。
友愛ビルサービスの小畑社長は「自然環境に配慮した村の意向に沿って、建物の素材や内装、外観では周辺の景観、植栽などにも配慮したい。また、駐輪場や車庫など積水ハウスのノウハウを生かし実生活に沿った住宅を目指す。大潟村に定住してもらい、大潟村の活性化や楽しいまちづくりに一翼を担っていきたい」と語った。
提供:
秋田建設工業新聞社