6月定例県議会は9日開会し、物価高騰緊急対策を盛り込んだ一般会計349億6000万円の補正予算案など26議案が提案された。補正予算は、4月に知事選があったため骨格編成の当初予算を肉付けする。肉付け予算としては過去最大規模になる。
補正後の一般会計総額は3699億8700万円。
主な補正内容は、県立博物館改修検討に3300万円(2024年債務負担2500万円)、米子新体育館整備に24年〜41年債務負担29億2500万円、県営住宅上粟島団地建て替えに1700万円(24年債務負担800万円)など。
公共事業は補助、交付金の国認証ベースを中心に204億2200万円を追加し、総額を535億6800万円とした。倉吉関金道路や通学路安全対策などに重点配分。また、単県公共では高規格道路・米子―境港間の整備検証調査に500万円、来年度から県代行で事業に入る岩美町道陸上中央線の落石対策検討(ボーリング調査1本)に550万円を計上する。
6月定例会は会期30日までの22日間。代表質問は13日に自民党・斉木正一議員があり、物価対策関連の補正予算31億円は14日に先議議案として可否決定する。一般質問は15日から6日間。
日刊建設工業新聞