浦安市は、舞浜地区の消防体制の充実・強化を図るため、「(仮称)消防署舞浜出張所」を新築する。建物は、RC造2階建て、延べ床面積約800uの計画。年度内に基本設計をまとめ、2024年度には実施設計を進める。工事については、建築、電気設備、機械設備、外構の4分離で発注する予定。想定工期は25年6月下旬から26年7月下旬まで。工事費に5億8000万円を見込んでいる。
建設地は、鉄鋼通り3―184の敷地面積約2000u。準工業地域に該当し、建蔽率60%、容積率200%。民有地であり、24年4月に市の所有となる予定で、その間の現地調査などは所有者の了解が必要。また、敷地内に建物が残っているが、引き渡しまでに撤去する予定となっている。
必要諸室として▽車庫200u▽防火衣着装室30u▽防火衣乾燥室5u▽消毒滅菌室28u▽感染性廃棄物保管庫5u▽少量危険物保管庫3u▽資機材室20u▽倉庫70u▽仮眠室90u▽シャワー室32u▽洗濯乾燥室5u▽職員更衣室5u▽事務室70u▽会議室15u▽食堂45u▽給湯室4u▽男子トイレ18u▽女子トイレ14u▽多機能トイレ6u▽受付7u▽廊下・階段室・EV室100u――を想定している。
13日には、基本設計業務委託の指名競争入札手続きを開始した。予定価格は1522万4000円。27日に開札する。委託期間は24年3月29日まで。
業務概要は、設計条件等の整理、関係機関との打ち合わせ、基本設計方針の策定、基本設計図書の作成、概算工事費の検討、設計内容の建築主への説明、透視図の作成、概略工事工程表の作成など。
設計に当たり、地震・津波・塩害への対応、訓練施設としても使用できる施設構造、大規模災害に対応するための非常用発電機および受水槽の設置、大型車両の重量に耐えられる耐荷重舗装の検討を求めている。