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　神奈川県企業庁平塚水道営業所は、「平塚市ふじみ野１丁目付近配水管改良工事（ＤＢ方式）」の公募型プロポーザルを公告した。配水管整備で設計・施工一括方式（ＤＢ方式）の試行は、２０２２年度の厚木市三田南１丁目に次ぐ２件目。ただ、22年度は入札が不調となったため、今回は公告から提案書提出締め切りまで約１００日間を設けて準備期間を確保。また、参加要件を緩和し、前回はＤＢ方式のみだった実績を、設計・施工を含む包括業務委託による水道施設工事でも可能としている。
　参加資格確認申請書を７月18日〜８月４日、提案書は８月22日〜９月15日に受け付ける。９月下旬から審査を開始し、10月中旬に基本協定を締結する予定だ。工期は10月〜２０２５年３月15日までの約17カ月。
　応募者の構成は、施工者２社（代表企業、構成企業）と設計者１社による共同企業体。代表企業は「水道施設工事業」のＡランクに格付けされ、ＤＢ方式か設計・施工を含む包括業務委託による施工の実績を求める。一方の構成企業は地元業者とする。見積もり上限額は２億６３８１万円（税抜き）。現地調査、埋設物調査、詳細設計、積算、工事、施工監理を一括して実施する。
　県企業庁は、高度経済成長期に敷設した管路が順次更新時期を迎える中、老朽管更新などの工事を一層スピードアップさせるため、ＤＢ方式の試行を決めた。民間事業者のノウハウを設計段階から活用し、地元を熟知した施工者と連携させることを狙う。提案の評価に当たって、ＪＶの構成企業が企業庁と協定を結び、災害時に協力する体制にある場合は加点する。

提供：建通新聞社